【ステップワゴン RP系】後席の子供が喜ぶ!純正リアモニターなし車に格安ヘッドレストモニターを左右増設するシート内配線隠し術

カスタム・コーディング

【ステップワゴン RP系】後席の子供が喜ぶ!純正リアモニターなし車に格安ヘッドレストモニターを左右増設するシート内配線隠し術

AutoHack Labをご覧の皆様、こんにちは。本ラボのエンジニアです。

ミニバンオーナーの皆様にとって、長距離ドライブでの後席のエンターテイメントは重要な課題ではないでしょうか。特にステップワゴン RP系にお乗りの方で、純正リアモニターが装備されていない車両の場合、後席の子供たちが退屈してしまうという声は少なくありません。そこで今回は、コストパフォーマンスに優れた格安ヘッドレストモニターを活用し、スマートかつ安全に後席エンターテイメント環境を構築する具体的な手法をご紹介します。

車いじりマスター
車いじりマスター

後席モニターは子供たちの笑顔を約束する最強のアイテムだね。純正オプションは高価だけど、DIYなら賢く導入できるぞ!

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なぜ今、格安ヘッドレストモニターなのか?

純正リアモニターは高価であり、後付けとなると工賃も相応にかかります。しかし、近年では映像品質も十分に高く、信頼性のある格安ヘッドレストモニターが多数市場に出回っています。これらを適切に選択し、DIYで取り付けることで、大幅なコスト削減を実現しつつ、後席の子供たちが退屈しない快適な車内空間を提供することが可能になります。

本稿では、映像信号を分配器(スプリッター)で左右に振り分け、各ヘッドレストにモニターを増設し、さらに配線を徹底的にシート内部に隠蔽する「シート内配線隠し術」に焦点を当てて解説します。これにより、見た目にも美しく、安全性の高いシステム構築を目指します。

システム構築のコンセプトと必要機材

今回のプロジェクトの核心は、既存のナビゲーションシステムやDVD/Blu-rayプレーヤーからの映像出力(RCA端子やHDMI変換など)を源流とし、それを分配器で二股に分岐させ、左右のヘッドレストモニターへ独立して供給することです。電源も同様に、安定した経路から確保し、各モニターへと供給します。

🔧 コーディング設定・ツール詳細:
今回の作業では、車両のECUに直接アクセスするコーディング作業は発生しません。しかし、電装系の作業であるため、テスターによる通電確認、正しい配線処理、絶縁処理が非常に重要となります。具体的には以下の機材を推奨します。

  • ヘッドレストモニター:7インチ~9インチ程度の汎用型で、RCAビデオ入力を持つものが一般的です。薄型で取り付けステーが調整可能なものが、RP系ステップワゴンのヘッドレストにフィットしやすいでしょう。
  • 映像分配器(ビデオ・スプリッター):RCA入力1系統、RCA出力2系統(またはそれ以上)を持つモデル。電源供給が必要なアクティブ型が、信号劣化を防ぐためにおすすめです。
  • 電源取り出しハーネス/ヒューズ電源:ACC電源や常時電源を安全に確保するためのアイテム。
  • 各種RCAケーブル:分配器から各モニターまで届く長さのもの。
  • 電工ペンチ、ワイヤーストリッパー:確実な配線接続のために必須。
  • テスター(検電器):電源の極性や通電確認に不可欠です。
  • 内張り剥がしツール:内装パーツを傷つけずに取り外すために役立ちます。
  • 絶縁テープ、収縮チューブ:配線の保護とショート防止。
  • タイラップ(結束バンド):配線を固定し、振動による異音や断線を防ぎます。

シート内配線隠し術:具体的な施工手順

ここからは、いよいよ具体的な取り付けと配線作業に入ります。ステップワゴン RP系の構造を理解し、無理のない施工を心がけましょう。

⚠️ 注意:作業は自己責任で行ってください。車両の電装系を誤って接続すると、ショートによる火災やECU破損、最悪の場合不動車になるリスクがあります。必ずバッテリーのマイナス端子を外し、通電しない状態で作業を進めてください。

1. 電源と映像信号の取り出し

まず、システムの心臓部となる電源と映像信号を車両から安全に取り出します。

  • 映像信号:ナビゲーションユニットの裏側や、既存の外部入力端子(AUX入力など)からRCAケーブルで映像出力を取り出します。ナビ裏へのアクセスは、センターパネルやオーディオユニットの分解が必要となります。
  • 電源(ACCとアース):助手席足元や運転席足元のヒューズボックスから、ヒューズ電源タップを使用してACC(アクセサリー)電源を取り出すのが一般的で安全な方法です。アースは車両金属部に共締めされている既存のボルトを利用します。テスターで必ず通電を確認し、極性を間違えないように注意してください。

2. 分配器(スプリッター)の設置

取り出した映像信号を分配器に入力し、そこから左右のヘッドレストモニターへ信号を供給します。

  • 分配器は、助手席シート下やセンターコンソール裏など、目立たず、かつ配線がしやすい場所に固定します。振動で異音が発生しないよう、スポンジなどで保護し、タイラップでしっかりと固定してください。
  • 分配器への電源供給も忘れずに行います。

3. ヘッドレストモニターの取り付け

ヘッドレストモニターは、純正ヘッドレストのシャフトに共締めするタイプが主流です。RP系ステップワゴンのシートに適合するよう、適切なステーを選定してください。

  • ヘッドレストを取り外し、モニターを仮設置して最適な角度と高さを確認します。
  • モニターの取り付けステーが緩まないよう、しっかりと固定します。

4. シート内配線隠し術の詳細

本作業の肝となるのが、この配線隠しです。シート内配線隠し術を駆使することで、見た目の美しさと安全性を両立させます。

  • ヘッドレスト内部からシート背面へ:ヘッドレストモニターからの配線は、多くの場合、ヘッドレストのシャフトを通して座席内部に引き込むことができます。これにより、配線が露出するのを最小限に抑えます。
  • シート背面からシート下へ:シート背面カバーを慎重に外し、内部のスポンジやフレームの隙間を利用して配線を下方向へと通します。タイラップでフレームに固定し、配線が遊ばないようにします。シートカバーを元に戻す際は、配線を挟み込まないよう細心の注意を払ってください。
  • シート下からセンターコンソール・フロアへ:シートの底面を通り、フロアカーペットの下やサイドシル内張りの内部を通して、分配器や電源元まで配線を導きます。内張り剥がしを使い、内装パーツを丁寧に浮かせながら配線を通すことで、完全に配線を隠蔽できます。
  • 重要な注意点:配線は、シートスライドやリクライニングの機構に干渉しないように、十分な余裕を持たせつつ、確実に固定してください。可動部に挟まれると断線やショートの原因となります。

5. 動作確認と最終調整

全ての配線が完了したら、バッテリーを接続し、動作確認を行います。

  • ナビの映像出力やDVD/Blu-rayプレーヤーの再生を行い、左右両方のヘッドレストモニターに映像が正しく表示されるか確認します。
  • 音声が出力されるタイプのモニターであれば、音声も確認します。
  • シートを前後スライドさせたり、リクライニングさせたりして、配線に無理な力がかかっていないか、挟み込みがないか最終確認します。
  • 異臭や異常な発熱がないか注意深く確認します。

これらの手順を丁寧に進めることで、純正リアモニターなし車でも、後席のエンターテイメント環境を格段に向上させることが可能です。後席の子供たちが退屈することなく、楽しいドライブが待っていることでしょう。

まとめ

今回は、ステップワゴン RP系のオーナー様に向けて、格安ヘッドレストモニター分配器(スプリッター)左右増設し、シート内配線隠し術を駆使してスマートに設置する方法を解説しました。

DIYによる電装系カスタムは、適切な知識と慎重な作業が求められます。しかし、その分、完成した時の達成感と、後席の子供たちの笑顔は何物にも代えがたい喜びとなるでしょう。本稿が、皆様の快適なカーライフの一助となれば幸いです。次回もAutoHack Labで、実践的な車両カスタム情報をお届けします。

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